« アイリカさんのコンサート 冬の旅 | トップページ | 松岡映丘美術展と野口眞利と兄妹絵画展 »

2011年11月19日 (土)

金子みすゞの詩

11月26日(土) ギャラリー古藤において金子みすゞの詩を演じ、奏でる「よしこのミュージックパーティー」が開催されます。席にはまだ余裕がありますので皆さまぜひお誘い合わせのうえ御来場ください。

金子みすゞは明治36年4月11日、山口県大津郡仙崎村で生まれました。西条八十に詩人としての高い評価を受けていましたが、昭和5年3月10日512編の詩作を残して自ら命を絶っています。死後50年以上たった昭和59年に「金子みすゞ全集」が刊行され、長い時の流れの末に金子みすゞの詩が蘇りました。

代表作として有名なのが「大漁」であります。金子みすゞ21歳の作詩です。

朝焼け小焼だ

大漁だ

大羽鰯の

大漁だ

浜は祭りの

やうだけど

海のなかでは

何万の

鰯のとむらひ

するだろう。

金子みすゞの詩30編を熊谷ニーナさんが演じ、西山淑子さんが奏でてくれます。

ぜひギャラリー古藤に聴きにきてください。

1回目 14時~15時30分

2回目 18時~19時30分

今日は朝からずっと一日雨が降っています。

ということで、私も一遍の詩を作ってみました。

雨が降りしきる土曜日

悲しみが 悲しみが 

僕の心にしみてくる

アスファルトに跳ね返る雨垂れが

僕の心を掻き立てるけど

悲しみが 悲しみが

僕の心にしみてくる

あと一遍、詩を紹介します。

1月5日に文化センターでショパンの「冬の旅」を歌われるアイリカ・クリシャールさんからいただいた詩です。

Hohe Halle

高邁なる宮

Verliehender Glanz

賜ものなる心は

beseelt von Sinnen,

御魂の光にあるる、

geliehenes Leuchten

仮初なる輝きは

berückend - in Fülle und Nichts

濃艶に、無限や無に

verzaubert Schatten

虚栄の影

schafft Illusionen

aus heimlichen Träumen

秘密の虚夢から幻想が生れるる

- welch' blendender Strahl!

...なんともまぶしい輝きなのだ!

Hohe Halle -

高邁なる宮

gesteintes Wesen -

凝然なるる明哲

erhellt Dein Schimmer

vor dunkelndem Blau,

我青き命、暗さを増せば

貴方の微光さら明るくなるる

mein Grün vergolde

Dein scheidender Strahl

貴方の輝く光

我命を黄金にするる

auf ewig hin

vom schönen Träumen zum hellen Tage...

とわに

麗しき秘密の虚夢は御魂の光の日々に...

Eilika

CJキューブ運営事務局です。
ついに、アート・クリエイティブ・カルチャーに特化した新しいタイプのイベントSNS、CJキューブがオープンしました!
本アカウントでは、少しずつサイトの使い方などをみなさまにお伝えして、みなさまのアート・クリエイティブ・カルチャーライフがより豊かになるようにサポートしていきたいと思います。

なお、「よしこのミュージックパーティー」「冬の旅」はCJキューブのイベント案内に掲載しております。併せてご覧ください。http://www.cj3.jp/event#event_form/akiko01_1.jpg" class="mb">Akiko01_1

« アイリカさんのコンサート 冬の旅 | トップページ | 松岡映丘美術展と野口眞利と兄妹絵画展 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 金子みすゞの詩:

« アイリカさんのコンサート 冬の旅 | トップページ | 松岡映丘美術展と野口眞利と兄妹絵画展 »

無料ブログはココログ

twitter

  • twitter
2024年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ウェブページ