金子みすゞの詩
11月26日(土) ギャラリー古藤において金子みすゞの詩を演じ、奏でる「よしこのミュージックパーティー」が開催されます。席にはまだ余裕がありますので皆さまぜひお誘い合わせのうえ御来場ください。
金子みすゞは明治36年4月11日、山口県大津郡仙崎村で生まれました。西条八十に詩人としての高い評価を受けていましたが、昭和5年3月10日512編の詩作を残して自ら命を絶っています。死後50年以上たった昭和59年に「金子みすゞ全集」が刊行され、長い時の流れの末に金子みすゞの詩が蘇りました。
代表作として有名なのが「大漁」であります。金子みすゞ21歳の作詩です。
朝焼け小焼だ
大漁だ
大羽鰯の
大漁だ
浜は祭りの
やうだけど
海のなかでは
何万の
鰯のとむらひ
するだろう。
金子みすゞの詩30編を熊谷ニーナさんが演じ、西山淑子さんが奏でてくれます。
ぜひギャラリー古藤に聴きにきてください。
1回目 14時~15時30分
2回目 18時~19時30分
今日は朝からずっと一日雨が降っています。
ということで、私も一遍の詩を作ってみました。
雨が降りしきる土曜日
悲しみが 悲しみが
僕の心にしみてくる
アスファルトに跳ね返る雨垂れが
僕の心を掻き立てるけど
悲しみが 悲しみが
僕の心にしみてくる
あと一遍、詩を紹介します。
1月5日に文化センターでショパンの「冬の旅」を歌われるアイリカ・クリシャールさんからいただいた詩です。
Hohe Halle
高邁なる宮
Verliehender Glanz
賜ものなる心は
beseelt von Sinnen,
御魂の光にあるる、
geliehenes Leuchten
仮初なる輝きは
berückend - in Fülle und Nichts
濃艶に、無限や無に
verzaubert Schatten
虚栄の影
schafft Illusionen
aus heimlichen Träumen
秘密の虚夢から幻想が生れるる
- welch' blendender Strahl!
...なんともまぶしい輝きなのだ!
Hohe Halle -
高邁なる宮
gesteintes Wesen -
凝然なるる明哲
erhellt Dein Schimmer
vor dunkelndem Blau,
我青き命、暗さを増せば
貴方の微光さら明るくなるる
mein Grün vergolde
Dein scheidender Strahl
貴方の輝く光
我命を黄金にするる
auf ewig hin
vom schönen Träumen zum hellen Tage...
とわに
麗しき秘密の虚夢は御魂の光の日々に...
Eilika
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なお、「よしこのミュージックパーティー」「冬の旅」はCJキューブのイベント案内に掲載しております。併せてご覧ください。http://www.cj3.jp/event#event_form/akiko01_1.jpg" class="mb">
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