ナイショツ
劇団一の会 ワンズスタジオで行われた「ナイショツ」の公演です。
病院の屋上を舞台に「ナイショ」の世界がおかしくまた哀しく描かれています。
劇の冒頭では英語劇かと思われる熊谷ニーナ演じる外国人の妊産婦とその愛人、その立会人の間での英語の台詞の軽妙なやりとりがあり、続いては、生まれてまもなく母親と生き別れた息子が婚約者と一緒に病院に勤める母である助産婦に会いに来る場面が展開して劇は進行していきます。笑いあり涙ありのとてもおもしろい、しかも大変クオリティーの高い芝居ですし、個々の役者の個性そして演技力も抜群です。
また、芝居が終わり、芝居を見に来ていた幾人かの方々と、劇場併設の一カフェでコーヒーを飲みながら楽しい時間を過ごさせていただきました。そのなかで、脚本家であった父親が、昭和30年代のNHKのテレビドラマ「バス通り裏」の脚本を書いていて、江古田のまちや我が家が台本のモデルになっていたという話を聞き、あらためて江古田のまちの歴史に対する興味や魅力を感じさせていただきました。江古田のまちと「バス通り裏展」などをやりたいですねと言ってお別れしました。
それと、カフェ全体に飾られた密照京華さんのコラージュ作品がとてもすてきでした。
「ナイショ」2012年1月9日~15日 於ワンズスタジオ
作 塩塚晃平★演出 太田善也 出演 熊谷ニーナ、坂口侯一、田中真弓、江間直子、しおつかこうへい、斉藤佑介、弘中くみ子
« アイリカ・クリシャールさんの「冬の旅」 | トップページ | 「桂扇生 荒関裕子 新春 落語&箏コンサート」 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 池田龍雄と〈遊ぶ〉絵画空間 EXHIBITIONが始まりました。(2019.07.23)
- 「生きているということに関わる大事な自由」展(2019.05.12)
- 成瀬政博「週刊新潮」表紙原画+α展 (2019.04.03)
- シャンソンと講演 野口眞利(医師)5回目(2019.03.16)
- 3月14日(水)最終日第8回江古田映画祭3・11福島を忘れない(2019.03.14)
コメント