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2012年8月30日 (木)

安世鴻写真展トークイベント

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多くの皆様の協力支援により心配されていた妨害による混乱もなく、トークイベントの初回は満席のお客様を迎え密度の濃いトークを展開することができました。

また、写真展開催にあたって、浜松の女性から心に響く電話をいただきました。「私の姉は23歳の時に日本軍の慰安婦として奉天に騙されて連れて行かれた。姉が連れて行かれる時に壁に耳をあてて両親たちの話を聞いていたが、1か月後に姉は骨になって帰ってきた。

当時日本軍の下士官以上には日本人慰安婦、それ以下の軍人には外国人の慰安婦があてられていた。きっと姉は慰安所に連れて行かれることを知って反抗したために軍人に犯され殺され舟の中で焼かれたものと思っています。写真展の開催を心からうれしく思い会場に行って一緒に姉や慰安婦にさせられた方々の魂を供養したいが、高齢でいけないのでよろしく」とのことでした。電話の向こうでは涙をすするような涙声で話されていました。わたしも思わずもらい泣きをしてしまいました。あまりにもひどいことが戦争のためという一言で行われていたようです。

 安さんもトークの最後に言いました。私は朝鮮人の慰安婦のことだけを写真で訴えたのではありません。当時、日本軍の行くところ全てに慰安所が設けられ、朝鮮人、中国人、日本人など多くの女性が日本軍の慰安所に連れて行かれた事実があります。歴史認識だけの問題ではありません。戦争が弱者に強いた人権侵害、女性に対する人権蹂躙の観点からの問題です。そして、問題がきちんと解決されない限り、同じ過ちは幾度となく繰り返されると。

トークイベント

8.31()19-20時 安世鴻×土井敏邦(ジャーナリスト)
9.1(
)18-19時 安世鴻×中村梧郎(フォトジャーナリスト)

 9.2()18-19時 安世鴻×李康澤KBS)、鄭南求(ハンギョレ新聞東京特派員)
9.3(
)19-20時 辛淑玉(在日3世)
9.4(
)19-20時 樋口健二(写真家)
9.5(
)19-20時 西野瑠美子(バウラック共同代表)
9.7(
)19-20時 三井マリ子(館長雇止め・バックラッシュ裁判元原告)
9.8(
)18-19時 奥平康弘(憲法学者)
9.9(
)16-18時 安世鴻スライドトーク&ミニシンポ(永田浩三、綿井健陽、千田由紀ほか)

 イベント参加費1,000円(入場チケットお持ちの方は700円)

 イベント予約専用メール jjtenevent@gmail.com
イベント予約専用TEL 080-4056-8490

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