江古田映画祭が3月3日(日)から始まります
江古田映画祭が3月3日(日)から始まりますのでご来場をお待ちしております。
初日上映は、午後1時から『相馬看花』の上映です。
映画上映の後15時からは監督:松林要樹(まつばやし・ようじゅ)さんのトークライブが行われます。
会場 ギャラリー古藤 〒176-0006 東京都練馬区栄町9-16
予約 TEL.03-3948-5328
映画祭の詳細はhttp://furuto.art.coocan.jpをご覧ください。
映画『相馬看花』
東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内にある南相馬市原町区江井地区。2011年4月3日、津波と放射能汚染と強制退去で様変わりしたこの地域へ、松林要樹は救援物資を携えて向かった。市議会議員田中京子さんとの偶然の出逢いから、松林の取材生活が始まる。ときに避難所で寝泊まりしながら、被災の後に流れる特異な時間を現地の人々と共に生き、その表情と肉声を間近から捉える。
山形国際ドキュメンタリー映画祭2011で本作が上映されると、会場は笑いと涙につつまれた。逆境に立ち向かう者同士が交わすユーモア。いつの世もかわらぬ男女の機微。土地を、自由を奪われた人々の背景で咲き誇る桜の花。いくつもの美しい映画的な瞬間を湛えながら『相馬看花』は、原発事故によって奪われた土地の記憶へと迫っていく。
タイトルは、中国の故事「走馬看花」からとられた。本来は「走る馬から花を見る」、つまり物事の本質でなくうわべだけを見てまわることの意。しかし、イラク取材中に亡くなったジャーナリスト・橋田信介さんは、あえて「走っている馬の上からでも、花という大事なものは見落とさない」と解釈し、よきジャーナリストの象徴のような言葉に読みかえていた。橋田さんを私淑する松林は「走馬」を「相馬」と置き換え本作のタイトルとした。
監督:松林要樹(まつばやし・ようじゅ)
1979年福岡県生まれ。福岡大学中退後、経文みたいなものを求めて天竺めがけて一人旅。日本映画学校(現・日本映画大学)に入学し、原一男、安岡卓治が担任するゼミに参加。卒業後、東京の三畳一間とバンコクの安宿を拠点にアジア各地の映像取材をして糊口をしのぐ。2009年に戦後、タイ、ビルマ国境付近に残った未帰還兵を追ったドキュメンタリー映画『花と兵隊』を発表。第一回田原総一朗ノンフィクション賞を受賞。2011年、森達也、綿井健陽、安岡卓治とともにドキュメンタリー映画『311』を共同監督。著書に「ぼくと『未帰還兵』との2年8カ月」(同時代社)、共著に「311を撮る」(岩波書店)。
ちなみに、次の写真は昨年2月に原発から30キロ圏外の相馬市・南相馬市に行ったとき私が撮影したものです。
地震津波によりすべて奪い去られた跡地に「ありがとう みんながわらいあえるところにします」の電飾メッセージが設けられていました。
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