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2017年7月

2017年7月29日 (土)

『細雪』と阪神間モダニズム

竹内栖鳳と関西画壇―永田コレクションから
藤永田造船社主永田三十郎コレクションの竹内栖鳳、菊池芳文・菊池契月、奥谷秋石、谷口香嶠、森一鳳などの関西画壇の画家たちの作品を展示します。

会期 2017年7月29日(土)~8月3日(木)
時間 午前12時~午後6時
主催 ギャラリー古藤
 展覧会の入場は無料です。

 初日の7月29日(土)には、永田浩三武蔵大学教授が祖父永田三十郎について、また、谷崎潤一郎の代表作『細雪』に登場する4人姉妹は藤永田造船の創業者、永田家の一族ですが、その『細雪』と阪神間モダニズムについてのトークを行います。
阪神間モダニズムと永田コレクション   

ごあいさつ

この度は、ギャラリー古藤の田島・大崎ご夫妻のご厚意を賜り、「竹内栖鳳と関西画壇─永田コレクション展」を開くことになりました。

昨年11月、父・永田常次郎が亡くなり、いくつかの日本画が遺されました。実家は、元禄時代から船場で造船・海運業を営み、近代造船所の祖といわれる藤永田造船所です。大正から昭和前期の当主、十代目永田三十郎は、財界や交通の世界で活躍する一方、関西の芸術家たちを支援するパトロンでもありました。画家では竹内栖鳳や菊池契月などの名前があがります。その一方で、文豪・谷崎潤一郎とのつながりも浅からぬものがありました。

小説『細雪』は、谷崎の妻・松子(小説の中では幸子)を含め四姉妹がモデルです。松子の実家の森田家が永田三十郎の一族であったことから、永田ファミリーが大事にしてきた四季折々の暮らしぶりがそのまま描写されています。

谷崎潤一郎は、日本橋蛎殻町生まれのちゃきちゃきの江戸っ子ですが、関東大震災を機に関西に居を移します。当時、大阪と神戸の間には、芦屋や岡本などの新しい住宅地が開発され、阪神間モダニズムと呼ばれる新しい文化が花開いていました。芦屋には小出楢重や村上華岳といった画家が居を構え、永田三十郎の家も芦屋川のほとりにありました。今も神戸市東灘区魚崎に残る「倚松庵」(いしょうあん・旧谷崎邸)の書斎から、谷崎の名作『細雪』や、『源氏物語』の現代語訳が生まれました。

展示では、永田浩三の祖父、十代目永田三十郎が交流のあった日本画家たちの小品と、谷崎潤一郎に関連した書物などを並べてあります。

また、一世紀前の第一次世界大戦の時、九代目永田三十郎が所有する大型貨物船・永田丸がフランスに米を運ぼうとした際、ドイツの潜水艦に撃沈されて以来、フランス・ブレスト海岸の人々が慰霊してくださっており、ちょうど100年目の慰霊祭に、息子・永田浩啓が参列したときの写真も今回あわせて紹介させていただきました。

手前勝手ではありますが、大正から昭和前期の阪神間モダニズムの黄金時代をお伝えできればと思います。ありがとうございました。
2017年7月                永田浩三   

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2017年7月25日 (火)

第三回 連続朗読会 「死者の書」 折口信夫作・中村洋子朗読

第三回 連続朗読会 「死者の書」 折口信夫作・中村洋子朗読

は2017年7月24日(月曜日)ギャラリー古藤(ふるとう)

 練馬区栄町9-16 で行われました。13時20分 開演

第一部 落語 立川寸志さんの高座が行われました。第二部 折口信夫「死者の書」

10章より中村洋子さんの朗読が行われました。Img_7628


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2017年7月19日 (水)

朗読会 「死者の書」 第三回

連続朗読会 「死者の書」 折口信夫作・中村洋子朗読

第三回のご案内

 

◆2017年7月24日(月曜日)

◆ギャラリー古藤(ふるとう)

 練馬区栄町9-16 ☎03-3948-5328

 最寄駅 江古田、新江古田、新桜台

   武蔵大学正門斜め前、千川通り沿い

13時 受付開始

13時20分 開演

第一部 落語 立川寸志さんの高座です。

立川寸志(たてかわ・すんし)*立川談志の孫弟子

1967年立川市生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)人文学部を卒業後、ベネッセコーポレーションに入社。同社を振り出しに出版社や編集プロダクションで20年間、編集者として活動。寄席・落語会通いは中学生時代から。大学落研を経ての社会人生活だったが、201144歳の折に一念発起して立川談四楼に入門。著述家でもある師匠談四楼とは作家と編集者の間柄だったが、それが一変、師匠と弟子になった。37ヶ月の前座修業を終え、2015年に二ツ目昇進。現在二ツ目噺家の中で上から二番目の「高齢者」。《遅れて来た落語少年》をキャッチフレーズに活躍中。

 

第二部 折口信夫「死者の書」

10章より

◆いよいよ佳境に向かうスリリングな展開です。

 

カフェタイムを挟んで15時終演予定。

会費 今回は1000円でお願いします。

 

◆予約・問い合わせ 田中千世子 090-6496-1934

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2017年7月 9日 (日)

反戦川柳作家「鶴彬 こころの軌跡」ほかアンコール上映

反戦川柳作家「鶴彬 こころの軌跡」ほかアンコール上映

日 時:2017年8月27日(日)11時~17時

  会 場:ギャラリー古藤(練馬区栄町6-19) 

TEL:03(3948)5328

  定 員:30名(午後の部:予約優先・先着順)

  

  <午前の部>11:00上映

 午前の部のみ入場無料・予約不要

  DVD「川柳人 鶴彬~今に伝わるメッセージ」

  (石川TV・60分・2015年制作)

  12:00 ー休憩ー 13:00

  

  <午後の部>13:30上映

 @参加費:800円(学生:400円)

           ★予約優先・先着順

DVD「鶴彬 こころの軌跡」(神山征二郎・90分)

・・・・・・・2009年鶴彬生誕100年記念作品

  

15:10 お 話:植竹団扇さん(川柳人)
            ー教育の中の川柳ー

           みんなでディスカッション」

        (茶菓子付き) 

         進 行:乱鬼龍さん(川柳作家)

16:40 終了予定 その後交流会あり。

 <予約メール>fwge7555@mb.infoweb.ne.jp(フルトウ)

申し込み方法:件名に「8・27参加申し込み」とお書きください。

<問い合わせメール>takibinokai_poem@yahoo.co.jp(わかち)

   催:詩と朗読「たきび」の会

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2017年7月 5日 (水)

いのちの岐路に立つ◆「公開試写会」

いのちの岐路に立つ

~核を抱きしめたニッポン国~

◆「公開試写会」

 

<製作意図>

 

あの福島第一原発事故から6年。避難民を帰還させる下で、放射能の「緩慢なる脅威」がひろがり、原発崩壊が故郷崩壊に連鎖していく。“唯一の被爆国”を喧伝して敗戦72年を迎えた。ヒロシマ・ナガサキの被爆死者214,000人。ビキニ水爆実験による船員たちの被爆、原発労働者の被曝がつづく。なぜ、原発再稼働にこだわり、核による厄災を繰り返すのか。いのちの岐路に立つ人間として、黙許してはならない。  

 

かつて「原発立地を断念させた町」でバイブルになった『原発黒書』(裏面参照)には、放射能汚染の実態をふまえ、「想像を絶する最大想定事故」が、まるで福島第一原発の過酷事故をなぞるように「冷却材喪失事故の進行過程」のメルトダウン、水素爆発等を生死刻々の迫真力で記している。

 

<内容>
被爆・被曝者らが迫る「核が問いかける、戦後日本の隠された真実」とは何か―、日本の核開発からフクシマまでを辿ると、「核を抱きしめたニッポン国」の輪郭が浮かぶ。反核運動の分裂を経て、屈折した核をめぐる歴史に「平和」の内実を問い、融合・和解の道を探る。8月6日夕刻、「安らかに眠れません 核兵器廃絶の日まで 全原発廃炉の日まで」と記した“とうろう”が広島・元安川の川面を流れていく・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

♦スタッフ
監督:原村政樹・1957年生まれ(右写真)、撮影:一之瀬正史・1945年生まれ。録音:金田弘司・1959年生まれ。
プロデューサー:矢間秀次郎・1940年生まれ。
語り:中村敦夫:(左写真、俳優・作家・元参議院議員)現在、オリジナル台本による朗読劇「線量計が鳴る」公演で活躍中。
◆「公開試写会」7月26日①13:00~、②18:00~、江古田・ギャラリー古藤、特別料金@1,000円、事前受付中(定員先着20人)!ご芳名・住
所・電話・昼夜の区別を明記して下記FAXでお申込ください。
●映画「いのちの岐路に立つ」製作委員会●
〒184-0012 東京都小金井市中町2-5-13 ☎FAX042-381-7770 
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