第7回江古田映画祭観客賞/グランプリ
江古田映画祭実行委員会は、4月23日、賞の選考についての会議を持ちました。熱く建設的な意見がたくさん出されました。その結果、以下の2作品に賞を差し上げることといたしました。おめでとうございました。 (江古田映画祭実行委員会代表 永田浩三)
第7回江古田映画祭観客賞
『原発の町を追われて 第1部・2部・3部』
原発事故以降、埼玉県の廃校になった高校の校舎で避難生活を始めた双葉町のひとびとを追い続けた力作。堀切監督の目線はいつも被災者とともにあり、好感を持ちました。第3部は、久喜市で農業を再開した鵜沼友恵さんが主人公です。差別や誤解に直面しながら、たくましく生きる鵜沼さんの姿から教えられることが多く、また失われたものの大きさに気づかされました。丁寧で息の長い取材にこころから拍手を送りたいと思います。
第7回江古田映画祭グランプリ
『「知事抹殺」の真実』
こんなことが許されてよいものか、見たひとの多くの感想です。福島県知事だった佐藤栄佐久さんは、東電に厳しくブレーキをかけることで知られていました。2006年佐藤さんは突然失脚します。汚職事件の犯人とされたのです。しかし収賄金額はゼロ円。世にも不思議な冤罪事件と言われています。安孫子亘監督は、佐藤さんを主人公に事件の背景に迫っていきました。そこで浮かび上がってきた闇の深さに震える思いがいたします。作品を見たひとたちは、佐藤さんのためになにができるかを考え始めました。強烈な訴求力を持つこの作品に今年度のグランプリを差し上げます。これからも頑張ってください。期待しています。
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